FSO クラスのメソッドによるファイルのコピー・移動・削除
このコードは、FileSystemObject (FSO) を使用して特定のファイルをコピー、移動、および削除する方法を示しています。
' FSO クラスのメソッドによるファイルのコピー・移動・削除
Private Sub FSOCrass_File_Copy_Move_Delete()
' 参照設定「Microsoft Scripting Runtime」必要
With New FileSystemObject
' 以下は、参照設定有無にかかわらず使用可
'With CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
Dim myPath As String
myPath = "C:\TEMP"
' コピーおよび移動先のフォルダパスを指定します
Dim myDestination As String
myDestination = "C:\TEMP\コピー移動先\"
' 「hoge」フォルダを指定のコピー先にコピーします
.CopyFile myPath & "\hoge.txt", myDestination
' 「fuga」フォルダを指定の移動先に移動します
.MoveFile myPath & "\f*.txt", myDestination
' 「piyo」フォルダを削除します
.DeleteFile myPath & "\piyo.txt"
End With
End Sub
コードの概要
FSOCrass_File_Copy_Move_Delete
というサブプロシージャは、FSO を使用して指定されたファイルをコピー、移動、および削除する操作を実行します。
コードの詳細
- FileSystemObject の作成:
With New FileSystemObject
ここでFileSystemObject
のインスタンスを作成しています。このオブジェクトを使用してファイルシステムにアクセスします。なお、コメントアウトされているCreateObject
の部分は参照設定がない場合に使用できます。 - コピーおよび移動元のフォルダパスを指定:
Dim myPath As String
myPath = "C:\TEMP"
操作対象のフォルダパスを指定しています。 - コピーおよび移動先のフォルダパスを指定:
Dim myDestination As String
myDestination = "C:\TEMP\コピー移動先\"
ファイルのコピーおよび移動先のフォルダパスを指定しています。 - ファイルのコピー、移動、削除の操作:
- ファイルのコピー:
.CopyFile myPath & "\hoge.txt", myDestination hoge.txt
ファイルを指定のコピー先 (C:\TEMP\コピー移動先\
) にコピーします。 - ファイルの移動:
.MoveFile myPath & "\f*.txt", myDestination f
で始まるすべてのテキストファイル(例:fuga.txt
)を指定の移動先 (C:\TEMP\コピー移動先\
) に移動します。 - ファイルの削除:
.DeleteFile myPath & "\piyo.txt" piyo.txt
ファイルを削除します。
- ファイルのコピー:
メソッドの説明
- CopyFile:
.CopyFile myPath & "\hoge.txt", myDestination
このメソッドは、指定したファイルを指定したパスにコピーします。 - MoveFile:
.MoveFile myPath & "\f*.txt", myDestination
このメソッドは、指定したパターンに一致するファイル(ここではf
で始まるすべてのテキストファイル)を指定したパスに移動します。 - DeleteFile:
.DeleteFile myPath & "\piyo.txt"
このメソッドは、指定したファイルを削除します。
コード全体の動作まとめ
FileSystemObject
を使用して、指定されたフォルダ内のファイルを取得します。- 取得したファイルを指定されたパスにコピー、移動、または削除します。
このコードにより、ファイルの管理操作(コピー、移動、削除)を簡単に行うことができます。これにより、ファイルのバックアップや整理が容易になります。