FSO Drive クラスのメンバー

このコードは、FileSystemObject クラスを使用して特定のドライブ(この場合は “C” ドライブ)に関する詳細な情報を取得する方法を示しています。

' FSO Drive クラスのメンバー
Private Sub FSO_Drive_Class()
    ' 参照設定「Microsoft Scripting Runtime」必要
    'With New FileSystemObject
    ' 以下は、参照設定有無にかかわらず使用可
    With CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
        With .GetDrive("C")
        ' 指定されたドライブ(“C”)のDriveオブジェクトを取得
            Debug.Print .DriveLetter
            ' ドライブのドライブレター(例: “C”)を出力
            Debug.Print .VolumeName
            ' ドライブのボリューム名を出力
            Debug.Print .Path
            ' ドライブのパスを出力
            Debug.Print .DriveType
            ' ドライブの種類を数値で出力
                '値     種類
                '0      不明
                '1      リムーバブルディスク
                '2      ハードディスク
                '3      ネットワークドライブ
                '4      CD -ROMドライブ
                '5      RAMディスク
            Debug.Print .IsReady
            ' ドライブが使用可能かどうかを出力
            Debug.Print .SerialNumber
            ' ドライブのシリアル番号を出力
            Debug.Print .TotalSize
            ' ドライブの総容量を出力
            Debug.Print .AvailableSpace
            ' ドライブの利用可能な容量を出力
            Debug.Print .FreeSpace
            ' ドライブの空き容量を出力
        End With
    End With
End Sub

コードの詳細な説明

  1. FileSystemObject のインスタンス作成:With CreateObject("Scripting.FileSystemObject")
    • CreateObject("Scripting.FileSystemObject") を使用して FileSystemObject クラスのインスタンスを作成します。これにより、参照設定が不要になります。
  2. 特定のドライブオブジェクトの取得:With .GetDrive("C")
    • GetDrive メソッドを使用して、指定されたドライブ(この場合は “C” ドライブ)の Drive オブジェクトを取得します。
  3. ドライブの詳細情報の取得:
    • ドライブに関するさまざまな情報をデバッグ出力します。
    Debug.Print .DriveLetter ' ドライブのドライブレター(例: “C”)を出力
    Debug.Print .VolumeName ' ドライブのボリューム名を出力
    Debug.Print .Path ' ドライブのパスを出力
    Debug.Print .DriveType ' ドライブの種類を数値で出力
    '値 種類
    '0 不明
    '1 リムーバブルディスク
    '2 ハードディスク
    '3 ネットワークドライブ
    '4 CD -ROMドライブ
    '5 RAMディスク
    Debug.Print .IsReady ' ドライブが使用可能かどうかを出力
    Debug.Print .SerialNumber ' ドライブのシリアル番号を出力
    Debug.Print .TotalSize ' ドライブの総容量を出力
    Debug.Print .AvailableSpace ' ドライブの利用可能な容量を出力
    Debug.Print .FreeSpace ' ドライブの空き容量を出力

各プロパティの詳細

  • DriveLetter:
    • ドライブのドライブレター(例: “C”)を返します。
  • VolumeName:
    • ドライブのボリューム名を返します。
  • Path:
    • ドライブのパスを返します(例: “C:”)。
  • DriveType:
    • ドライブの種類を数値で返します。数値に対応する種類は以下の通りです:
      • 0: 不明
      • 1: リムーバブルディスク
      • 2: ハードディスク
      • 3: ネットワークドライブ
      • 4: CD-ROMドライブ
      • 5: RAMディスク
  • IsReady:
    • ドライブが使用可能かどうかを示すブール値を返します。
  • SerialNumber:
    • ドライブのシリアル番号を返します。
  • TotalSize:
    • ドライブの総容量を返します。
  • AvailableSpace:
    • ドライブの利用可能な容量を返します。
  • FreeSpace:
    • ドライブの空き容量を返します。

このコードは、FileSystemObject クラスを利用してドライブに関する詳細な情報を取得するための基本的な方法を示しており、システム上のストレージ管理や監視に役立ちます。

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