セル、行範囲、列範囲を参照する
タイトルのマクロは、以下です。
' セル、行範囲、列範囲を参照する
Private Sub Cells_Rows_Columns_Address()
' Sheet1 に対する操作を行う
With Sheet1
' セル(2, 2)のアドレスを出力する
Debug.Print .Cells(2, 2).Address
' 結果: $B$2
' セル(2, 2) はワークシートの B2 セルに対応します。
' Address プロパティを使用して、このセルの絶対参照アドレスを取得しています。
' 行2のアドレスを出力する
Debug.Print .Rows(2).Address
' 結果: $2:$2
' Rows(2) はワークシートの 2 行目全体に対応します。
' Address プロパティを使用して、この行の絶対参照アドレスを取得しています。
' 列2のアドレスを出力する
Debug.Print .Columns(2).Address
' 結果: $B:$B
' Columns(2) はワークシートの B 列全体に対応します。
' Address プロパティを使用して、この列の絶対参照アドレスを取得しています。
End With
End Sub
コードの説明
- サブルーチンの宣言:
- このサブルーチンは、セル、行、および列のアドレスを取得し、デバッグ出力ウィンドウに表示するために使用されます。
- With ステートメント:
With
ステートメントを使用して、Sheet1
に対する一連の操作をグループ化します。これにより、コードの可読性が向上し、パフォーマンスも改善されます。
- セルのアドレスを取得して表示:
Cells(2, 2)
は、ワークシートの 2 行目、2 列目(つまり B2 セル)を指します。Address
プロパティを使用して、このセルの絶対参照アドレス($B$2
)を取得し、デバッグ出力ウィンドウに表示します。
- 行のアドレスを取得して表示:
Rows(2)
は、ワークシートの 2 行目全体を指します。Address
プロパティを使用して、この行の絶対参照アドレス($2:$2
)を取得し、デバッグ出力ウィンドウに表示します。
- 列のアドレスを取得して表示:
Columns(2)
は、ワークシートの 2 列目全体(つまり B 列)を指します。Address
プロパティを使用して、この列の絶対参照アドレス($B:$B
)を取得し、デバッグ出力ウィンドウに表示します。
実行結果
Cells(2, 2).Address
の出力:$B$2
Rows(2).Address
の出力:$2:$2
Columns(2).Address
の出力:$B:$B
これらのアドレスはすべて絶対参照形式で表示されます。絶対参照形式では、行と列の前に $
記号が付き、セルの位置が固定されます。