シートの追加

このサブプロシージャは、新しいワークシートを現在のブックに追加し、それらの名前をデバッグ出力ウィンドウに表示します。コードは以下の手順で実行されます。

Sub AddSheet()
    With ThisWorkbook.Sheets
        Dim ws As Worksheet
        Set ws = .Add
        ' 左端にシート追加
        Debug.Print ws.Name             ' Sheet2
            
        ' 右端にシート追加
        .Add(after:=.Item(.Count)).Name = "Sh2"
        Debug.Print ActiveSheet.Name    ' Sh2
    End With
End Sub

ステップごとの説明

1. Sub AddSheet()
   • これは、AddSheet という名前のサブプロシージャの開始を示します。
2. With ThisWorkbook.Sheets
   • ThisWorkbook は、このコードが含まれているブックを指します。Sheets コレクションを対象にして操作を行います。With ステートメントを使うことで、以降のコードブロック内で Sheets コレクションを参照しやすくします。
3. Dim ws As Worksheet
   • 変数 ws を Worksheet 型として宣言します。これは、新しく追加するシートを保持するために使用されます。
4. Set ws = .Add
   • 新しいシートを追加し、そのシートオブジェクトを変数 ws にセットします。この時点でシートは左端に追加されます。
5. Debug.Print ws.Name
   • 新しく追加したシートの名前をデバッグ出力ウィンドウに表示します。初期設定では「Sheet2」のような名前が自動的に付けられます。
6. ' 左端にシート追加
   • コメントとして、新しいシートが左端に追加されたことを示しています。
7. .Add(after:=.Item(.Count)).Name = "Sh2"
   • 新しいシートを追加し、名前を “Sh2” に変更します。after:=.Item(.Count) により、新しいシートは Sheets コレクションの最後に追加されます。
8. Debug.Print ActiveSheet.Name
   • 新しく追加したシート（”Sh2″）の名前をデバッグ出力ウィンドウに表示します。ActiveSheet は現在アクティブなシートを指します。
9. ' 右端にシート追加
   • コメントとして、新しいシートが右端に追加されたことを示しています。
10. End With
    • With ステートメントを終了します。
11. End Sub
    • サブプロシージャの終了を示します。

概要

このマクロは、新しいシートを2つ追加します。最初のシートはシートコレクションの左端に追加され、その名前がデバッグ出力ウィンドウに表示されます。次に、シートコレクションの右端にもう一つのシートを追加し、その名前を “Sh2” に設定し、再びデバッグ出力ウィンドウに表示されます。

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